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| 奥の黄色い建物が展示場 |
2013年7月に市の委員らの投票が行われ、結果はSouth Beach ACE、すなわちOMA(レム・コールハース) 案に決定しました。
Breaking Now: Rem Koolhaas/South Beach ACE Won The Miami Beach Convention Center Competition(Curbed Miami, 2013年7月17日）
Miami Beach commission picks South Beach Ace for convention-center overhaul
(Miami Herald, 2013年7月17日）
コンペに勝ったプランの動画はこちら。
(OMAのvimeo動画より）
SBACE MBCC Video Short from OMA on Vimeo.
OMAによるプランの説明はこちら。OMAニューヨーク事務所代表、重松象平氏。
(ブログ「未発育都市」管理人様にご紹介いただいた、ArchDailyのvimeo動画より）
Shohei Shigematsu (OMA): South Beach ACE from ArchDaily on Vimeo.
展示場では毎年2月にボートショーが、12月にアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ (Art Basel Miami Beach)」が開催されるので、それらをイメージしやすいCG動画になってますね。私個人の印象では、コールハース案のほうが人工の丘を敷地内に作るなど個性的で面白いなと思いましたが、インゲルス案のディベロッパーは市内にショールームを設けるなどPRに余念がなく、また工期・費用ともにコールハース案より少なくて済むプランだったので、こちらが有利かなあと思ってました。まあでも、どうやら投票権のある委員て7人しかいないみたいなんですよね…7人説得できれば良いということになりますね。
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| Art Basel Miami Beach (2012年12月） |
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| Art Basel開催時、展示場駐車場に設けられたDesign Miamiの仮設パビリオン (2012年12月） |
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| ボートショー（※これは別会場。2013年2月） |
コンペでは、なんと投票期間終了まぎわに、市側から「計画をスケールダウンするように」とのお達しがあり、両ディベロッパーともに開発面積と商業施設を一部縮小、住宅と文化施設は無し、市営駐車場はディベロッパーの手に渡さず市営のままとする、などの変更を余儀なくされました。インゲルス氏は「Yes is more」（顧客のリクエストに柔軟に対応することが良い結果につながる）がモットーだそうですが、こんな間際のわがままに応えなくてはいけないとは、大変ですね。
As D-Day Looms, Catching Up On The Convention Center Drama
(Curbed Miami, 2013年7月11日）
前出および5月のMiami Heraldの記事によれば採用された再開発案のコストは12億ドル(約1200億円）、市の負担額は6億ドル(約600億円）といわれ、公債、観光客が払う宿泊税、ディベロッパーが払うリース料、でまかなうようです。竣工予定は2018年です。
※2014年2月追記：
2013年11月にマイアミ・ビーチ市長が改選され、新市長Philip Levine氏のもと、展示場の改築案の見直しが提案され、コンペに勝ったディベロッパーもろともOMA案も葬り去られる可能性が出てきました。3月にディベロッパーの入札をやり直し、彼らに展示場のデザインをやり直させ、展示場と一体のプロジェクトと見なされていたホテルの建設を別プロジェクトに切り離すということです。そうすることで市有地のリースに関する住民投票が不要となり、開発を速く進められるのが理由のようです。（Miami Herald紙の報道より）
※2014年2月追記：
2013年11月にマイアミ・ビーチ市長が改選され、新市長Philip Levine氏のもと、展示場の改築案の見直しが提案され、コンペに勝ったディベロッパーもろともOMA案も葬り去られる可能性が出てきました。3月にディベロッパーの入札をやり直し、彼らに展示場のデザインをやり直させ、展示場と一体のプロジェクトと見なされていたホテルの建設を別プロジェクトに切り離すということです。そうすることで市有地のリースに関する住民投票が不要となり、開発を速く進められるのが理由のようです。（Miami Herald紙の報道より）
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