2013年度のアート・バーゼル開催が近づき、会場の準備も着々と進んでいるようです。フェア開催期間中の小ネタや、設営中の様子をご紹介したいと思います。
臨時トロリー
マイアミ市が期間中に臨時トロリー(無料)を2路線運行します。
Art Basel Miami Week Loop:
ダウンタウンーミッドタウン間。サテライト・ショーの会場を周りやすくなります。
(12月2日〜12月8日、30分に1本運行)
Miami Beach | Midtown Shuttle:
Art Basel会場の近く、Fillmore Jackie Gleason Theatreの前とミッドタウンをつなぐ。
(12月4日〜12月8日、1時間に1本運行)
下記マイアミ・ビーチ市公式サイトの「Shuttle Location」の項からルートマップをダウンロードできます。
会場間をつなぐシャトルを出すフェアも多数あるようです(詳細不明)。ただし乗車にはフェアのチケットが必要なものと思われます。
ポップアップ・ショップ
フェア開催中だけ開店する臨時のお店。サウス・ビーチのセレクトショップ「Alchemist」(ゴージャスな立体駐車場1111 Lincolnの1階と5階)には、パリの有名店「コレット」がポップアップ・ショップを置くとのこと。アーティストやデザイナーとの限定コラボ商品を販売するそうです。
↓こういうアイテムを売るようです。
Alchemist |
限定品といえばNPO「Art Production Fund」が草間彌生、ライアン・マッギンレーにデザインを発注したビーチ・タオル(毎年作っているそうです)が「The Standard Hotel」のブティックで販売されるとのこと。
The Shop at the Standard, Spa Miami Beach
また、ファッション誌「ハーパース・バザー」もミッド・ビーチのホテル「Soho Beach House」内に3日間お店を出すということです。こちらは会員制ホテルなので、買物のためだけに入ることができるものか、不明です。
Art Basel- ShopBAZAAR
サテライト・ショー
昨年2012年に「Art Miami / Context」にBanksyの壁画を出展(販売は見送り)して物議を醸したニューヨークの画商が、今回は販売の意図をもって再び同会場にBanksy作品を持ち込むそうです。ちなみに作品はBanksyが今年の秋にニューヨークに長期滞在していたときに制作されたもの。
Art Miami Will Offer Banksy Work For Sale During Art Basel This Year
(Miami New Times ブログ、2013年11月13日)
http://blogs.miaminewtimes.com/cultist/2013/11/art_miami_will_attempt_to_sell.php 2013年はサテライト・ショー「Untitled」「Scope」がビーチにテントを設置。 |
「Seven」は会場に予定していた倉庫に法的に問題があり、代替地を見つけられなかったため、2013年は開催をキャンセルしました。
SEVEN Miami, Art Basel Satellite Fair, Canceled for 2013
(Miami New Times ブログ、2013年11月13日)
Art Baselの姉妹フェア「Design Miami」。毎年入口に指名デザイナーによるビリオンを制作。2013年はNYのデザインファームFormlessfinderが手掛ける。 |
このほかのパーティやら展覧会オープニングやらの、無数のイベントがあるようです。興味のある方は下記のサイトなどをご参考に。
Art Basel Miami Beach 2013 Party Guide
PAPERMAG: Our Mega Guide to Art Basel Miami
Absolut Vodkaがスポンサーのパーティ会場(設営中) |
こうしたイベントの中で興味深いのは、プライベート・コレクションを公開している「Rubell Family Collection」で大規模な中国現代美術展が開催されることです。
↓公式サイトも英語・中国語併記で気合いが入っています(カタログも併記だそうです)。
マイアミはアジア人がとても少ないのですが、アート・バーゼル開催時期に合わせて開館する「Perez Art Museum Miami」でも、オープニングの展覧会は中国のアイ・ウェイウェイの個展です。中国のプレゼンス強し。
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