2013年11月12日火曜日

富裕層いるところ、このデパートあり


アメリカにも日本と同じようにデパートがあります。メイシーズ (Macy's)、ノードストローム (Nordstrom) などありますが、マイアミの場合は、デパート単体で存在するよりも、ショッピングモールのテナントとして営業している、3階建てくらいの小規模なものが多いようです。

テキサスに本社を置く「ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)」は高級な部類に入るデパートといえましょう。2013年7月のビジネスインサイダーの記事によりますと、富に関する調査会社Wealth-Xのリサーチの結果、Neiman Marcusが出店する土地には、ある法則性があると分かったそうです。

Neiman Marcus Targets Wealthy People (Business Insider, 2013年7月18日)

それは、資産が3000万ドル(2013年11月現在、30億円弱)以上ある住人が、50人以上暮らす土地であること。マイアミ周辺では、バル・ハーバーのショッピングモール「バル・ハーバー・ショップス(Bal Harbour Shops)」と、コーラル・ゲーブルズのショッピングモール「ヴィレッジ・オブ・メリック・パーク(Village of Merrick Park)」の中に店舗があります。周囲は見るからにリッチな雰囲気ですが、なるほど、資産3000万ドル以上の方が50人以上もいらっしゃるのですね…。
Neiman Marcus、Village of Merrick Park店
ではそんな富裕層をターゲットにしたNeiman Marcusの雰囲気はどんな感じかというと、高級ブランドを扱っているものの、ディスプレイが凝っているという訳でもなく、わりと地味(※個人の感想です)。日本のデパートの、2階婦人服売り場みたいです。
Village of Merrick Park
デパートの売り場構成というのは、地下に食品、1階に化粧品や靴・バッグ、2階に高級婦人服…といった具合に、会社や国が違っても共通している場合がありますね。マイアミの場合は地下はありませんが、1階・2階はそんな感じです。(ルーツはどこなのでしょう。ロンドンのハロッズかな?と推測しているのですが。 )

Neiman Marcus, Bal Harbour Shops店
NeimanMarcus は地味ではありますが、お買い物アシストサービスなどがあるようです。また売り場の中心はファッションアイテムですが、店内を飾る美術作品も売り物のようです。なお同一のブランド (ルイ・ヴィトンなど) がNeiman Marcus内の売り場のほかに、同じモールの中に独立の店舗を持っていたりする場合もあり、競合してしまわないのか不思議です。

Bal Harbour Shops(奥)。ちなみに手前は高級ホテルのセント・レジス
なお前述の記事によれば、同店の出店の密度が高い地域はニューヨーク、カリフォルニア、フロリダの各州にあるそうで、これはユダヤ系住民が多い地域 (フロリダ・ジューイッシュ・ミュージアムのガイドさんの話より) に重なるのかな、と思います。

Neiman Marcus 公式サイト
Bal Harbour Shops 公式サイト
Village of Merrick Park 公式サイト


関連エントリー:
地中海リバイバル様式の街、コーラル・ゲーブルズ (2013年8月6日)
※Village of Merrick Parkについて少し書いています


※Bal Harbour Shopsについて少し書いています

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